カッコいい50歳を目指す、Keep Fitのshotaです。
ダイエットをする際、カロリーとあわせて知っておきたいのが、
三大栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物)
ですね。
意外と知っているようで知らない。
理解しているようで理解できていない。
そんな三大栄養素とカロリーについて、紹介します。
この記事では、
- 三大栄養素とその役割は?
- カロリーとは?
- カロリーと三大栄養素の関係は?
- カロリーと栄養素の理想的なバランスは?
をお伝えします。
三大栄養素とは? カロリーとの関係も、併せて知っておきたい
カロリーはよく聞きますが、三大栄養素って聞くと、パッと思い浮かばないかとも多いはず。
まず、三大栄養素とカロリーについて解説していきます。
三大栄養素とその役割は?
三大栄養素とは、
- タンパク質(プロテイン)
- 炭水化物(カーボハイドレート)
- 脂質(ファット)
の3つ。
それぞれ、身体を構成するにあたり、大事な役割があります。
タンパク質
タンパク質は人間の身体を作る材料となる、最も大事な栄養素。
- 筋肉
- 皮膚
- 爪
- 髪の毛
など、身体の様々なパーツを作る上で、その材料になります。
日本人に最も不足している栄養素とも言われています。
タンパク質は、肉、魚、卵、乳製品など、動物性の食材に多く含まれています。
野菜であれば大豆に多く含まれ、豆腐や納豆が代表的な食材です。
タンパク質が不足すると、筋肉量が落ちたり、髪や肌の艶がなくなってしまうデメリットも。
タンパク質=プロテイン(英語)はおなじみですよね。
筋トレをする人は、ほぼ確実にプロテインのサプリを摂取しています。
炭水化物
炭水化物は、人が活動する上でのエネルギー源となります。
炭水化物は、糖質と食物繊維の両方ですが、三大栄養素の場合「糖質」だけを指します。
糖質は体内に入るとブドウ糖になり、身体や脳を動かすエネルギーとなります。
使い切れないブドウ糖はグリコーゲンと呼ばれる物質に変わり、脂肪として身体に蓄えられます。
炭水化物は、
- 白米
- パスタや蕎麦などの麺類
- 果物や甘い野菜
- お菓子
と、普段食べる主食に多く含まれます。
30代・40代の男性は、炭水化物の摂取しすぎはNG。
過剰な炭水化物は、体内でグリコーゲンとして蓄えられ、肥満の原因となります。
脂質
脂質は、関節のなめらかな動きや脳の働きを助け、ホルモン分泌も促してくれる栄養素。
脂質は主に、
- 飽和脂肪酸
- 不飽和脂肪酸
と、大きく2つに分けられます。
飽和脂肪酸
飽和脂肪酸は、動物性食品に多く含まれます。
摂りすぎると
- 血液がドロドロになる
- 中性脂肪を増やす
- 悪玉コレステロールが増える
といったデメリットあり、生活習慣病の原因にも。
肉の脂身、バター、生クリーム、チョコレートなどに多く含まれるので、注意が必要。
不飽和脂肪酸
不飽和脂肪酸は、植物性の脂や魚の脂身に多く含まれています。
飽和脂肪酸とは逆に、
- 血液をサラサラにする
- 中性脂肪を減らす
- 悪玉コレステロールを減らす
と、摂取するとメリットがたくさんあります。
いわゆる良質な油と呼ばれるものですね。
オリーブオイルやナッツ、チーズや青魚に多く含まれます。
飽和脂肪酸とは違い、積極的に食べたい食材です。
ダイエット中も脂質を避けず、不飽和脂肪酸の良質な脂質を摂るべきです。
カロリーとは?
「カロリー」とはエネルギーの単位のことを言います。
1リットルの水の温度を、1℃上げるために必要なエネルギーが、1カロリー(kcal)
カロリーを栄養と間違える人が多いのですが、カロリー自体は栄養ではありません。
1日何もせず、身体が勝手に使うカロリーのことを「基礎代謝」と言います。
- 30代男性:1,516Kcal
- 40代男性:1,463Kcal
が平均値で、年令を重ねるごとに基礎代謝は下がってきます。
基礎代謝は効率よくエネルギーを身体に循環させるので、高い方がメリットが大きいです。
基礎代謝が低いと、疲れやすかったり、太りやすいといったデメリットが。
基礎代謝を上げるためには、筋肉をつけたり、血行を良くして体温を上げるといった方法があります。
これにプラス、普段の活動や、スポーツで消費するカロリーを「活動代謝」と言います。
普段あまり運動しない人の場合、基礎代謝と活動代謝を合わせると、
30代・40代男性の場合、約2,100〜2,300Kcal
程度が適正となり、これが1日に必要なカロリー数となります。
消費する代謝(基礎代謝+活動代謝)と、摂取する代謝のバランスで、体重の増減に影響します。
1日に消費する代謝が2,200Kcalに対して、摂取する代謝(食べた量)が2,200Kcal以上なら、、、
オーバーした分のカロリーは、脂肪として蓄えられてしまうことは原則ですよね。
カロリーと三大栄養素の関係は?
カロリーが栄養素ではないというと、カロリーと栄養素の関係はどうなるのでしょうか。
その答えは、
栄養素に、カロリーが含まれている
ということです。
内訳としては、
- タンパク質 1g=4kcal
- 炭水化物 1g=4kcal
- 脂質 1g=9kcal
となっています。
この式を基にして、1日に必要なカロリーと、栄養素のバランスを考えていくわけです。
カロリーと栄養素の理想的なバランスは?
カロリーと栄養素のバランスは、PCFバランスと呼ばれます。
それぞれの栄養素の、アルファベットの頭文字を取ったものですね。
厚生労働省のデータを基準にしたPFCバランスは、
- P→タンパク質:30%
- F→脂質:20%
- C→炭水化物:50%
と言われています。
30代、40代男性の適正カロリー/日が、2,200Kcalとすると、
- タンパク質:660Kcal(165g:660÷4)
- 脂質:440Kcal(49g:440÷9)
- 炭水化物:1,100Kcal(275g:1,100÷4)
が理想のPFCバランスとなりますね。
減量や筋肉量を増やしたい場合の、カロリーと栄養のバランス
ただ、減量や筋肉量を増やしたい場合は、バランスを変える必要があります。
カロリーを2,100Kcalほどに減らし、
- タンパク質:50% → 1,050Kcal(262g)
- 脂質:20% → 420Kcal(47g)
- 炭水化物:30% → 620Kcal(155g)
程度が理想です。(減量や運動の程度にもよりますので、あくまで目安です)
これにプラス、筋トレなどの運動をして、活動代謝を上げることも必要ですね。
三大栄養素とは? カロリーとの関係も、併せて知っておきたい まとめ
この記事のポイントをまとめると、
- 三大栄養素とは、タンパク質・炭水化物・脂質のこと
- カロリーとは、エネルギーの単位のこと
- 一般的なPFCバランスは、P:30%・F:20%・C:50%
- 減量する場合のPFCバランスは、P:50%・F:20%・C:30%
ということですね。
カロリーと栄養素の関係を知っておくと、食事の摂り方も変わります。
PFCバランスの数字は、最初は意識して計算しないと把握できません。
が、不思議なことに慣れてくると感覚でつかめてきます。
減量したい時、筋肉をつけたい時、ちょっと食べすぎた時など。
PFCバランスを考えつつ、カロリーを計算して食事を考えてみて下さい。
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